システム手帳を使う4つのメリットとは?選び方・おすすめ商品も解説

紙の手帳を選ぶとき、
「表紙のデザインは好きだけど、中身は自分の使い方に合わないな〜」と思ったことはありませんか?

その悩み、システム手帳なら解決できるかもしれません。

引用:システム手帳パラダイス by 趣味の文具箱

システム手帳には以下のメリットがあります。

  • 中身の入れ替えが可能
  • リフィルの種類が豊富
  • 自作リフィルを使える
  • 革のシステム手帳ならエイジングを楽しめる

この記事では、システム手帳愛用歴6年の私が、システム手帳のメリットやデメリットなどを詳しくお伝えします。

また、使ってみたいけれどどんなシステム手帳を選んだら良いかわからないという方は、ASHFORD(アシュフォード)が販売している「ディープ」がおすすめです。
10,000〜30,000円台の価格帯が多い本革のシステム手帳の中では、リーズナブルな価格です。
一番小さいM5サイズは税込7,150円、一番大きいA5サイズは税込19,800円で購入できます。
使うほど艶が出てきて、エイジング(色や艶の変化)も楽しめます。

目次

システム手帳のメリットは4つ

システム手帳を使用するメリットは4つあります。

  1. リフィルの種類が豊富
  2. リフィルの入れ替えが可能
  3. 自作リフィルを使える
  4. 本革ならエイジングを楽しめる

それぞれ詳しく説明します。

1. リフィルの種類が豊富

リフィルとは、「システム手帳に綴じる紙」のことを指します。

引用:ASHFORD 公式サイト

例えば以下のようなリフィルがあります。

  • マンスリー(月間):「月曜始まり」「日曜始まり」など
  • ウィークリー(週間):「見開き1週間」「見開き2週間」など
  • メモ:「無地」「罫線付き」「方眼」など
  • ToDoリスト
  • インデックス(目的のページを開きやすくする見出し)
  • ペンホルダー

種類が豊富で、自分好みのリフィルを選ぶことができます。

綴じ手帳(ノートタイプ)の手帳の場合、使わないページが出てきてしまうこともあると思います。一方、システム手帳は「自分が使うリフィルだけ」を選べるので、不要なページがなく、快適に使用できます。

2.リフィルの入れ替えが可能

システム手帳なら、

  • リフィルの順番を入れ変える
  • 不要になったリフィルを外す

などがすぐにできるため、簡単にカスタマイズが可能です。

例えば、時系列でメモしていたリフィルをジャンルごと(「仕事」「プライベート」など )に並び替えることで、必要な情報を検索しやすくなります。

私の場合、

  • ウィークリーリフィルを1年分ではなく2ヶ月分だけ挟む
  • メモリフィルを多めにする

といった使い方をしています。

ウィークリーリフィルには「その日のタスク」を書き込んでいるのですが、3ヶ月以上先のタスクを決めることはあまりないため、2ヶ月分だけ挟んでいます。また、メモリフィルを多めにしているのは、「メモしたいのにリフィルを切らしていた」という事態を防ぐためです。浮かんだアイデアや読書中に気になったフレーズなど、いつでも手帳に書き留められるようにしています。

他にも

  • よく開くページにインデックスリフィルをつける
  • マンスリーを2つ入れて、「仕事用」「プライベート用」に分けて予定を管理

といった使い方も可能です。

Instagramでもたくさんのシステム手帳ユーザーが工夫して使用している投稿を見ることができます。
#システム手帳」というハッシュタグから見れますので、ぜひ確認してみてください。

3.自作リフィルを使える

穴さえ開ければ様々なものを綴じられるので、自分でリフィルを作成することも可能です。

例えば、A4サイズの用紙を半分に折ればA5サイズのシステム手帳に挟むことができます。
仕事のシフト表や子供の保育園の予定表などをまとめて挟んでおくことで、予定を確認しやすくなります。

また、「既製品にはないけれど、こういうフォーマットのリフィルが欲しい!」という時には、パソコンの文書作成ソフト(WordやGoogleドキュメント)や表計算ソフト(ExcelやGoogleスプレッドシート)などでリフィルを自作し、穴を開けて挟めばOK。
自分に必要な情報を取捨選択して挟むことで、情報の一元化が可能になります。

なお、システム手帳のサイズによって穴の数や間隔が異なります。
使用するシステム手帳のサイズに合わせて穴を開ける必要があるため、注意しましょう。
それぞれのサイズについては後述しています。

リフィルに穴を開けるためのシステム手帳用パンチは、様々なメーカーから販売されています。
ミニ6サイズ用やバイブルサイズ用など、サイズごとに分かれているものが多いです。
そこで特におすすめなのが、カール事務器の「リフィルメーカー」です。
これ一つあれば、どのリフィルサイズにも対応できます。

4.本革のシステム手帳なら長く使えてエイジングを楽しめる

綴じ手帳は、12ヶ月分のマンスリーページが印刷されているものが多いです。
ページを追加したり中身を入れ替えたりすることができないため、1年ごとに買い換える必要があります。

一方で、システム手帳は中身のリフィルを入れ替えれば何年も同じものを使えます。
特に、本革のシステム手帳であれば、使えば使うほどエイジング(色や艶の変化)を楽しめます
革の種類にもよりますが、例えば私の使用している「ミネルバボックス」という革は、このようにエイジングしました。

<Before(使い始め)>

<After(約4年使用)>

触り心地はしっとりしていて、ずっと触っていたくなるほどです。
色はコッペパンのようで、ツヤツヤな見た目。
革を育てる楽しみがあるのも、本革システム手帳の魅力です。

システム手帳のデメリット

ここまでシステム手帳のメリットをお伝えしてきましたが、その一方で

  1. 書く時にリングが干渉する
  2. 扱っている店舗が少ない

というデメリットもあります。

1つずつ解説していきます。

1.書く時にリングが干渉する

リフィルに書き込む際、ペンを持つ手がリング部分に当たってしまうことがあります。

引用:システム手帳パラダイス by 趣味の文具箱

対処法としては

  • メモする時は利き手側のページを使う
  • リング径の小さい手帳を選ぶ
  • リフィルを手帳から一旦外して書く

が挙げられます。

ちなみに、システム手帳を愛用して6年ほどの私の場合、書く時にリングが手に当たるのは「数ヶ月ほどでだんだん慣れてきて気にならなくなった」というのが正直なところです。
そのため、最初は気になるかもしれませんが使い続けていくうちに慣れてくる可能性が高いので、そこまで気にしなくて良いかもしれません。

2.実物を置いているお店が少ない

システム手帳を取り扱っている実店舗はあまり多くありません
ロフトやハンズ、大型の文房具店などでは置かれている場合がありますが、取り扱っているメーカーや商品の種類が少ないかもしれません。
そのため、せっかく店舗に足を運んでも、「置いてあるシステム手帳が2〜3種類しかなかった……」という場合もあります。
取扱店舗をサイトに掲載している手帳メーカーもあるので、参考にするといいかもしれません。

取扱店舗を掲載しているサイト(一例)

ちなみに、東京都にある「銀座 伊東屋」では、毎年秋ごろに「銀座 伊東屋 システム手帳サロン」というイベントを開催しています(2024年のイベントはすでに終了しています)。
10以上の手帳メーカーが出店し、200種類のシステム手帳と約1000種類のリフィルが並びます。
手帳を実際に手に取って見ることもできます。
さらにシステム手帳サロン限定の商品の販売もあるので、お近くの方はこのイベントに参加し、お気に入りのシステム手帳を見つけてみてはいかがでしょうか?

「近くにシステム手帳を取り扱っている店舗がない」「東京までイベントに行くのは難しい」という方は、オンラインストアでの購入がおすすめです。
中でも「システム手帳パラダイス」というサイトは、システム手帳の主要なメーカーの手帳やリフィルを取り扱っています

>> システム手帳パラダイス by 趣味の文具箱 | システム手帳のモノ・コトを提供するオンラインサイト

システム手帳がおすすめな人・おすすめでない人

「システム手帳のメリット・デメリットは分かったけれど、どんな人に向いているの?」という方に、システム手帳がおすすめな人・おすすめでない人について解説します。

システム手帳がおすすめな人

システム手帳がおすすめなのは、

  • 中身をカスタマイズしたい人
  • 良いものを長く使いたい人
  • 年を跨ぐような長期の予定が入りやすい人

です。

リフィルを入れ替えたり、自作リフィルを挟んでみたりと、自由度が高いシステム手帳。
年を跨ぐ予定が入りやすい人は、2年分のマンスリーを挟んで予定管理することも可能です。
自分が使いやすいようにカスタマイズした手帳を長く使える」ことに魅力を感じる人は、システム手帳をぜひおすすめします。

システム手帳がおすすめでない人

一方で、システム手帳がおすすめでない人は、

  • 軽さを重視したい人
  • 1年ごとに手帳を買い替えたい人
  • キャラクターものの手帳を使いたい人

です。

システム手帳は綴じ手帳と比べると、リングがあるため重くなります。
また、デザインはシンプルなものが多いです。
とにかく薄くて軽い手帳が良い」「キャラクターものの手帳が好き」という方には、システム手帳はあまりおすすめできません

システム手帳の選び方

「システム手帳を使ってみたいけれど、どうやって選べば良いの?」という方に対して、2つのポイントを紹介します。

  1. サイズ
  2. 素材

詳しく説明していきます。

システム手帳には、

  • A5
  • バイブル
  • ミニ6
  • M5(マイクロ5)
  • ナロー
  • HB×WA5

といった様々な種類があります。

サイズや特徴は以下の通りです。

種類リフィルサイズ
(横幅×高さ)
特徴
A5148mm × 210mmシステム手帳の中では最も大きいサイズ。
A4の資料を半分に折りたたんで収納可能。
大きいゆえ、重い。
HB×WA5148mm × 95mm高さ(H)はバイブル(B)、横幅(W)はA5の特殊なサイズ。
正方形に近い形状で、図やイラストを描きやすい。
ASHFORDの独自規格であり、種類は少なめ。
バイブル95mm × 170mm最も一般的なサイズ。
リフィルの種類が多い。
ナロー120mm × 210mmバイブルサイズよりも横幅が少し狭い。
スーツのポケットに収納可能。
ミニ676mm × 126mmバイブルサイズに次いで人気。
手のひらサイズで携帯性も良い。リフィルの種類が多い。
M5
(「マイクロ5」という呼び名もある)
62mm × 105mm名刺を一回り大きくしたくらいのサイズ感で、システム手帳の中では最小。
リフィルの種類は少なめ。
名刺を収納できるものもある。

使用シーンやリフィルの書き込みスペースなどを考慮し、自分に合ったサイズを選んでみてください。

「そうはいっても、サイズがたくさんあって迷う…」
という方には、「ミニ6サイズ」をおすすめします。
バイブルサイズの手帳が一番人気ではありますが、大きめなサイズの分、どうしても重くなってしまい、持ち歩くのが億劫になる可能性があります。
ミニ6サイズであれば、バッグに入れて持ち運びがしやすいサイズでありながら、メモスペースも十分確保できます

2.素材

システム手帳に使用されている主な素材とその特徴を表にまとめました。

素材の種類特徴・補足
本革牛革、馬革、バッファロー、など様々な種類がある。
他の素材に比べて高価(10,000〜30,000円台の商品が多い)。
耐久性があり、長く使える。革の手入れが必要。
合皮見た目は本革に似ている。本革より価格が安い(1,000〜10,000円の商品が多い)。
手入れは不要。
その他ポリ塩化ビニルやプラスチック、布などの素材がある。
本革や合皮より価格が安い(数百円〜3,000円台の商品が多い)。

「システム手帳が自分に合っているのかまずは試してみたい」
「費用は安く抑えたい」
という方は、ポリ塩化ビニルやプラスチック素材を使用したシステム手帳から始めてみるのも一つです。

特におすすめなのは、エイチ・エスが販売している「マイシステムバインダー」です。
ミニ6サイズは550円(税込)・バイブルサイズは627円(税込)で購入できます。
Amazonでは少し高い値段で売られているため、定価で販売されているロフトネットストアで購入するのをお勧めします。

一方、エイジングも楽しみたいのであれば、本革一択です。
ちなみに私は、もともと革製品は好きでしたが、「せっかく高い手帳を購入しても、使わなくなったらもったいないなあ」という不安から、最初は合皮のシステム手帳を購入しました。
しかし実際に使用してみると、様々なリフィルを使えるカスタマイズ性の高さに魅了され、肌身離さず持ち歩くようになりました。
そのため、すぐに本革のシステム手帳に乗り換えました。
今では本革システム手帳を複数所有していて、気分に合わせて使用しています。

初めての本革システム手帳ならASHFORDの「ディープ」がおすすめ

たくさん種類がある中から選ぶのは大変!という方は、ASHFORD(アシュフォード)が販売している「ディープ」がおすすめです。

引用:ディープ MINI6 13mm(ASHFORD公式サイト)

サイズ展開・A5
・バイブル
・ミニ6
・M5
・HB×WA5 など
※ナローサイズは無し
素材水牛革
革質艶なしソフト革
価格・A5:19,800円(税込)
・バイブル:16,500円(税込)
・ミニ6:11,000円
・M5(名刺ポケットなし):7,150円(税込)
・M5(名刺ポケットあり):8,800円(税込)
・HB×WA5:19,800円(税込) など

シンプルなデザインかつ、本革のシステム手帳の中ではリーズナブルな価格です(サイズや革の種類にもよりますが、本革システム手帳は10,000〜30,000円台の価格帯の商品が多いです)。
私はM5サイズのものを所有していますが、使うほどに艶が出てきて、エイジングを楽しむことができ、お気に入りの手帳の一つです。

「ディープ」はASHFORDの公式サイトから購入可能です(Amazonでは2024年11月現在取り扱いしておりません)。
ASHFORDはリフィルも豊富に取り扱っているので、併せて購入を検討してみてください。

システム手帳についてよくある質問

システム手帳について、よくある質問をご紹介します。

  1. システム手帳と綴じ手帳の違いは?
  2. リング径とは?

1つずつお答えします。

1.システム手帳と綴じ手帳の違いは?

システム手帳はリフィルの入れ替えができ、カスタマイズ性が高い手帳です。
一方、綴じ手帳はノートタイプのため中身を変えることはできませんが、軽量で種類も豊富です。
システム手帳と綴じ手帳を比較した場合のそれぞれの強みと弱みは以下のとおりです。

強み弱み
システム手帳カスタマイズ性が高い
耐久性がある
綴じ手帳と比べて、リングがあるぶん重い
実店舗での取り扱いが少なく、実物を見て購入できる機会が少ない
綴じ手帳軽いものが多い
種類が豊富
カスタマイズできない(ページの入れ替えができない)
1年ごとに買い替えが必要

2.リング径とは?

リング径とは、リングの直径のことです。
メーカーや種類、サイズによってリング径が異なり、8〜30mmまでと様々。
リング径の大きさによって、収納できるリフィルの枚数が異なります。
リフィルをたくさん収納したい方は大きめのリング径を、薄さと軽さ重視であれば小さめのリング径を選ぶのがおすすめです。

以下の表は、主なリング径のリフィル収納枚数です。

リング径リフィル収納枚数おすすめな人
11mm約70枚軽さ、持ち運びやすさを重視する人
16mm約120枚持ち運びやすさだけでなく、ある程度のリフィル収容力を求める人
20mm約180枚家や会社のデスクに置いて使うなど、手帳を持ち歩く機会が少ない人

まとめ:システム手帳のメリットは4つ!

システム手帳のメリットは、

  • 中身の入れ替えが可能
  • リフィルの種類が豊富
  • 自作リフィルを使える
  • 本革のシステム手帳なら長く使えてエイジングを楽しめる

の4点でした。

ぜひ、自分の使い方に合ったサイズや好みの素材のシステム手帳を選んでみてください。

ただ、たくさん種類がある中から一つを選ぶのは大変と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そのような場合、ASHFORDの「ディープ」がおすすめです。
本革のシステム手帳の中ではリーズナブルな価格で、サイズも豊富。
使うほど艶が出てきて、エイジングを楽しむこともできます。
「ディープ」はASHFORDの公式サイトから購入可能です。

ぜひ、お気に入りのシステム手帳で、カスタマイズを楽しんでみてください!

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